2020/02/04 01:02


『ばあちゃ~ん』

僕は、必死にばあちゃんを起こそうと何度も叫んだ。

(嘘でしょ?早く目を覚ましてよばあちゃん)

心の中はパニック状態。

『どうした➰』

僕の声を聞いて、父親と母親が駆けつけてきた。

『救急車呼べ~』


━約50分後━


ばあちゃんは病院に運ばれ息をひきとった。

あまりにもあっという間の出来事だった。

いつもニコニコ笑ってたばあちゃん。

いつも僕を心配してくれてたばあちゃん。

『誰だって一癖あって当たり前』が口癖でみんなに優しかったばあちゃん。

戦時中、大好きなじいちゃんの帰りを泣きながら待ってたばあちゃん。

もっとあなたとお話したかった。

もっと色んな事を教わりたかった。


話しかけてくれたのに、ゆっくり相手しなくてごめんね、ばあちゃん。

じいちゃんがなくなった3年後。

じいちゃんの命日にばあちゃんも天国に行きました。